【完】冷たい彼は幼なじみ








翌朝―――――――――――...



「...いってきます」

「はい、いってらっしゃい」


弁当を受け取って玄関の扉を開く。


妃悪い。
今日だけは先に行かせて。


心の内で謝って足を進める。



衣替えをして
ワイシャツ一枚、腕まくりをする。



もし...今日

留美にちゃんと
俺の気持ちが伝われば



明日......明日...。



妃に...伝えたい。




そんな思いを抱えて
教室に向かう。


まだ誰もいない廊下には
俺の足音だけが響く。




それに気付いて

4組の扉から
ひょっこりと留美の頭が出てきた。



「祐史。おはよ」