「だからほら、手。」
もう一度
妃に手を差し伸べた。
思ったよりも
こーゆうの...恥ずい。
「…うん。」
頬を赤くして妃が言った。
また手を繋いで
俺たちは家路を歩く。
沈黙が耐えられなくなったのか
妃のほうから口を開いた。
「な…なんか、昔に戻ったみたいだねっ」
「え?」
「ほら、昔はよく二人で学校から手つないで帰ってたでしょ?」
そういえば
小学校の時は母親から
『妃奈ちゃんをガードしてあげなきゃだめよ!男の子なんだから』
とか言われて
毎日一緒に帰ってたっけ。
「あー…そうだったっけ?」
昔みたい...か。



