【完】冷たい彼は幼なじみ









――――――――――――...。




帰り道。



俺は勢い余って
妃の手を握った。



触れてないと不安でしょうがない。



早く...早く

俺のものにしたい。



けど


「祐くんには彼女が居るんだからっ」



震えた声で言う妃。

それと同時に
触れていた手が離れていく。



俺って本当にバカだと思う。




気持ちが止められるわけないって
わかってたはずなのに。


忘れられるわけないって
わかってたはずなのに。



「べつにいいよ」


「え...?」


「誤解されても。」



歯止めなんて、利くわけない。