─────────…


「「‥‥‥。」」



どうしよう…
手を握ってから

あたしたち
ずっと話してない…。


話した方がいいのかな、


でも、、こんな
手を握られてる状態で

まともに祐くんの顔見たら



沸騰しちゃうよ……。




「な…なんか、昔に戻ったみたいだねっ」


「……え?」



なるべく下を向いて話すようにする。
祐くんと
視線が重ならないように。


 


「ほら、昔はよく二人で学校から手つないで帰ってたでしょ?」


「あー…そうだっけ?」



ふと祐くんの方を
チラッとのぞき見ると


優しい顔で笑ってたから


あたしはまた
顔を背けてしまった。




この手…離したくないな…。