いちいち憎たらしい奴...。 ちょっと顔がよくて 女子に騒がれてるからって 調子乗りやがってこのクソ教師。 「だったらわりーかよ」 「いーや別に。お前も大変だな?"ひめな"」 ボーっと俺たちを眺めていた妃奈は 上田の言葉で ハッと我に返った。 いま...こいつ...... 「てめ、喧嘩売ってんのか?」 耐えきれなくて 俺は上田の 胸ぐらをつかむ。 「わぁっ、那月くん、ダメだよ暴力なんてっ」 妃奈がビックリして立ち上がる。 あーやべ。 こんな姿見られたくねーのに。