じりじりと近づく先生の顔。 う……うぅ………。 キーンコーンカーンコーン… 冷や汗をかいた瞬間 タイミングよくチャイムが鳴った。 「お前今日補習な。」 ニヤリと口角をあげる先生 悪魔……。 そんな言葉が ぴったりだと、この瞬間思った。 ───────… 「律希ーーっ!!!」 「まー丁度いいんじゃない?期末も近いことだし」 そ、そうだけどさー…。 放課後 上田先生に呼び出された、 数学準備室に行くまでの間 あたしはずっと嘆いていた。