【完】冷たい彼は幼なじみ






幻覚...?幻聴...?


いまなんか...
祐くんが見えたような...。




「...なに放心してんの。行くぞ」

「ゆゆゆ祐くん?!なんで」

「いいから、早くしろ」


あたしの手首を掴んで
自分の隣に引き寄せてくる。


「きゃっ...」



いきなり引っ張るから

あたしの肩は
祐くんの体に思いきりぶつかる。




それと同時に
心臓がピクンと跳ねる。



ど、どうしようこんなの...




祐くんなんか...変だよ!