【完】冷たい彼は幼なじみ







「律希、お兄ちゃんの事...好きなの?!」


勢い余って
ベッドからパッと起き上がったら

頭がふらふらしたけど



律希の顔がもっと
真っ赤になるのを見て、

すごくうれしくなった。



「い、い、いつから?!」

「......わかんない。」


わぁ...そっかぁ...


律希がお兄ちゃんのこと...。



「妃奈。これは絶対誰にも言わないで」

「...う、うんっ」




けど...あたし


「お兄ちゃんの彼女が律希だったら、あたしすごくうれしい!!」


「ちょ、声でかいって」



あわてふためく律希。



もうなにもかも新鮮で
可愛くて、嬉しい。