「...ないけど...なんで??」



律希はおでこに
自分の手を添えながら言った。



「なんか...ほっぺが......すごく赤くて」


「えっ?!?!」



今度は両手を頬にあてて
困ったような顔をする。


なんか今日の律希、

いつもの律希じゃないみたい...。




なんか...可愛い。




「......うそ...」


律希は泣きそうな顔でつぶやく。


「律希...?」


「蓮さんのせいだ......」



え......?

お兄ちゃん......??



今度こそ

今度こそもしかして...