【完】冷たい彼は幼なじみ






そっかそっかぁ~。

クールビューティの正体は
照れ屋さんだったのかぁ。


「可愛いとこあるじゃーんっ」


スリスリと
手の甲を律希の頬に
こすりつけると

すぐさま
パッと払いのけられた。




やっぱ俺…、
なんか嫌われてる???


初めて会ったときは
すごく優しかったんだけどなー…




「軽々しく触らないでください」


しゅん。

そんな寂しい音が
心臓に響いた。


可愛い妹の親友に嫌われるなんて、
ハァァ~…。