【完】冷たい彼は幼なじみ





しばらくの間
お兄ちゃんは静止していた。



「幼なじみ…として??」

「そうだよ。祐くんはあたしの…大事な」 

「ストップ」


むぐっ…。


ベラベラ話す
あたしの口を

お兄ちゃんの手がふさいだ。



く…苦しい…。


「苦しい??!!!ごめんっ」

あたしの表情をみて
気付いたのか、

パッと手を離した。



「…もぉ……」

「じゃあ…妃奈は、何でそんな苦しそうな顔してるの??」

「それはお兄ちゃんが口」

「そうじゃなくて。」


ズキン……。

お兄ちゃんは
わかってるのかな。



あたしが


祐くんに抱いてる感情を。