【完】冷たい彼は幼なじみ




…?


「祐史は?昨日話した??」


「……なんで。」


なんでお兄ちゃんが
そのこと知ってるの…?


それより…祐くんの話
あんましたくないな…。


「なに話した??」


子犬のように
目をきらきらさせて聞いてくるお兄ちゃん。


「別に…なにも。」


目線をはずして
素っ気なく答えると

またズカズカと聞いてきた。


「何もってことはないだろー?」

「……聞かれただけだよ。昨日、どこ行ってたのって。」

「それだけ…??」

「なにされたの…って。」


そういうと
ニヤニヤしだすお兄ちゃん。

なにを企んでるんだろ…。


「で??で??」

身を乗り出して
続きを聞いてくる。


「…俺のこと好きなの…って聞かれて」

お兄ちゃんが
ゴクリと唾を飲む音が聞こえた。



「好きだよって言ったよ。幼なじみとして。」