【完】冷たい彼は幼なじみ





こんなこと言って…

一番傷つくのは
言ってるあたし本人なのに。


「キスマークだって…留美ちゃんに、付けたんでしょ?…」

「なに言って」

「…さっき、みたいに。」



蛇口のように止まらない涙。


さっきみたいな
あんな甘いキスを

留美ちゃんにしてると思うだけで


胸がキュウっと締め付けられて


涙腺をゆるませる。



「お前…やっぱ、俺のこと…好きなの?」


トクン──────


真剣な眼差し。

言うしかない。

もう…。


「好きだよ」


「……妃、俺」


「だって祐くんは、あたしの大切な…″幼なじみ″だもん。」