【完】冷たい彼は幼なじみ





目線も体も
なにもかもが

祐くんに縛り付けられてるみたいに

身動きが取れない。



「…妃……??お前…ない、てる??」


「えっ…?」



あ…ほんとだ…。
知らないうちにあたし

涙……。


「ごめん…いきなりこんなこと」

「祐くん?」


気づけば
祐くんの顔は真っ赤。


「我慢…できなかった」


なにを、言ってるの?

「お前がほかの男に…触られてるとか…そーゆうの」


「…言ったじゃん……」

「…???」

「勝手にしろって…言ったじゃん!!!」


ポロポロ
涙が止まらない。

泣いてばっかりだ…あたし。


「祐くんは…祐くんには…留美ちゃんしか、いないんでしょ??」


「は……?」



今朝留美ちゃんに言われた言葉を
思い出しながら

勝手に口走っていた。