祐くんは
どことなく不機嫌な顔。
あたしは
きっと、泣きそうな顔。
「…ざけんな……」
「…え??」
「跡なんかつけられてんじゃねーって言ってんだよ…」
どうして……??
なんで???
「やっ……」
「消毒。」
そういって
祐くんは
あたしの首筋に
自分の顔を近づけて、
那月くんと同じところに
舌を這わせる。
いやなのに。
なんで振りほどけないんだろう…。
「…っ。」
チクッとした痛みが襲う。
祐くんはゆっくり
あたしの首筋から離れて
目を捕らえる。
鼻先が当たって
それだけで
息ができない。
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