【完】冷たい彼は幼なじみ






そういえば……


あたし那月くんに…
首筋を舌でなぞられて
チクッと吸われて… 


高い体温がまた、
上昇していく。

ぽーっとするなぁ…。

あれ…やっぱりあたし…

「簡単に…触られてんなよ…」


あたしの髪を
スルッと長い指が通り抜けて、

また首に触れる。



トクン。



また…。


こんなの、

祐くんにとっては
きっと…なんでもないこと。


だけどあたしは…あたしは…。



髪が触れるだけで。
目の前が祐くんで独占されるだけで。
息が触れるだけで。


心臓がキュウって
苦しくなるんだよ……??



「祐くんは…留美ちゃんのところに行ってあげなよ」

「…は?」

震えた声で
精一杯に出した言葉。