【完】冷たい彼は幼なじみ






祐くんの両手は
あたしの顔の横に

ぺったりとくっついている。


つまり。

あたしに逃げ場はないってこと。



「は、離れて、祐くん…。」


こんな状態
ドキドキしすぎて

心臓止まっちゃうよ…。

「なにも…なかったんだよな?」

「さ、さっきからゆってるじゃ」

「じゃあ、なに、これ。」


彼の細い指は
スルリとあたしの鎖骨をなぞって、

シャツの奥に入り込む。

「……っ」


くすぐったいよぉ…。


「隠し通せるとでも思った?」


へ────────??



ニヤリと口だけ笑う祐くん。


こ、こわいよ…。