シーンと静まる会場。
もとから二人きりだから
静かだったんだけど…
なんか変なこと、言ったかな?
「はぁ……。」
「な、那月くん??」
気悪くしたのかな…。
ため息ついてる…。
てゆーか…呆れてる??
「あの…ごめんね、なんか気を悪くするようなこと」
「違うよ…。」
「え?」
手で自分の額を押さえる那月くん。
なに?熱でもあるのかな…。
あたしは那月くんの
手を一旦どかして
自分の手を
彼の額に吸いつけた。
那月くんは背が高いから、
あたしは思い切り背伸び。
ぐらつく足を
必死で耐えながら
那月くんの熱を計る。



