【完】冷たい彼は幼なじみ






すると頭に
ぽんっと暖かいものが置かれた。

西島くんの手…??



「違うって。」

「へ…??」

「俺は心底、鈴木妃奈に惚れてんだ。だから、そんな顔されたくない。」


そういう彼は
いつになく柔らかい笑顔で。



「妃奈に、笑って欲しいから、来たんじゃん?」

「西島く」

「あと。これからはごめんねは禁止。ありがとう。な?」


うん……。


「ありがとう」


目頭がジンと熱くなって
鼻がツンとする。

祐くんと出会ってなければ

あたしはこの人を
好きになっていたかもしれない。



ありがとう。