【完】冷たい彼は幼なじみ





―――妃奈side



ハァッ、ハァッ...。


祐くんはあたしの手を掴んだまま
誰もいない教室に連れ込んだ。



ここ...どこ......??




「ゆ...祐く」

「なんで...。」

「へ...?」



祐くんも少し息を切らしながら言った。


あたしの手は掴まれたまま。



「なんで西島といんだよ」

「…それは朝たまたま」

「西島に...なんかされたか...?」


なんだろ...


今日の祐くん...ちょっと変...。