少し肌寒く風が吹き、暗くなるのも早くなった9月下旬


私は今、裏庭にいる

目の前には話した事もない男の子


「………。」


「………。」


どちらから共話し出さない


「あ、あの!」


相手の下を向いたままの顔が私の方へと顔を上げた



「は、話ってなに……?」




「あぁ、」と相手は思い出したように頷いた





「俺と付き合わない??」





「…、ごめんなさい。私好きな人いるから…」


「知ってる。」


「え、?」




「佐々木だろ?それでもいいから、俺と付き合って」