「深宮 雪奈さん。」
 
 「は、はいいっ」

 
 ___パラ・・・

19点という残酷な結果が待ち受けていた。

やっば・・い。

「雪奈ぁ、どうだった?あたしは、じゃじゃん!」

47点・・あたしとは、まったく正反対な梨華

「いいなぁ、梨華ぁ。あたし、19点だったぁ」

「まじかぁ・・仕方ないよね・・数学苦手だもんね。」

私は、この言葉を返せずにいた。

もう、19点なんていう数字を見たくなくて

机にしまった。

少し、目に涙がたまった。

「まじ、どうしよ・・」

鼻声、まじりでため息をついた。