僕は昔、言われたことがある
お前の愛情は母親的だな
自分の幸せよりも相手が幸せになればいい
自分が幸せにできなくても
誰かの手でその人が幸せになれるなら
お前はそれでいいんだろ
彼女と知り合うまではそうだった
でも彼女は僕が幸せにしたかった
だから
約束したんだ
自分がなぜ壊れたかもわかった
自分の愛する人が知らない人に触れられるのが
変えられるのが嫌だった
怖かった
僕を見てくれなくなることが怖かった
僕を求めてくれなくなることが怖かった
だから
ネット限定の彼氏に戻ると話した時
もう彼氏じゃない、そう言われた時
僕は壊れたんだ
