ちゃんと送ったんだ

家族の人に何か言われないように

届く時間を注意して

クリスマス前に届くように送った

届いた夜

通話しながら

「このクマはあんまり・・・」

と少しガッカリしたみたいだった

でも色ペンのほうは喜んでくれた

「試し書き」

そういってカメラを使って見せてくれた紙には

僕と彼女の名前を並べた相合傘

ハートもたくさん書いて

僕はそれを見ても泣いてたっけ

初めて女の子に自分で選んだプレゼントを贈った

それを喜んでもらえた

それだけで僕は幸せだった