ある日彼女が泣いていた
日曜日で家族は誰もいないんだろう
外に聞こえそうなくらいの大声で
「みんないなくなる!うちが好きになるとみんな、うちから離れていく!
もう嫌だ、うちは頑張ってるのにみんな認めてくれない!」
「もうどうなってもいい!」
「みんな本当はうちのこと嫌いなんだ!」
絶叫だった
今まで我慢してたんだろう
たくさんの言葉
本当の恋人や家族が関係しているのはすぐにわかった
あまりにも弱々しく
あまりにももろそうで
あまりにも壊れそうな彼女に
最初の約束をした
僕は君を嫌いにならない
僕は君が好きだよ?
みんなが嫌いって言っても僕だけは君を好きだから
好きでいるから
その日から僕らはさらに仲良くなった
