「明里ちゃん?明里ちゃん?明里ちゃん!!

寝すぎ(笑)いい加減起きて(笑)」


明里ちゃんはまだ寝ぼけているのか

ボーッとしていた


それから、

「せん...せぇ?」

と話しかけてきたから

「どうした?」

と優しく聞き返した


すると消え入りそうな声で

「吐き...そぅ...」

と言った。




俺は、近くにあった洗面器を

明里ちゃんの口元に当てて


「気持ち悪いの我慢しないで

全部だしていいから」


と声をかけた