「おじいちゃん先生は?」 思わず聞いてしまった。 「おじいちゃん?もしかして、 明里ちゃんの前の担当医かな?」 声を出すのが面倒だったので コクンと頷いた。 「あーあの人はね、僕のお父さん 院長だったんだ。 それを僕が引き継いで、お父さんの 担当患者が僕の担当患者になったんだ」 と先生は、私に分かるように 説明してくれた。 .