瞬が出て行って、一人になった部屋。
広すぎて、落ち着かない。
「暇だなぁ…」
何もすることがなくて、手持ち無沙汰になる。
「てゆーか、なんで私はここに居るわけ?」
気を紛らわすための独り言が
やけに大きく響く。
…そういえば私、あいつのこと何も知らないんだ。
唯一知ってると言えば、名前だけ…
あの、『瞬』って名前さえ
本名かどうかも知らないんだ…
瞬の性格も、誕生日も血液型も
生い立ちも、好きなものも
何もしらない。
「…だからなんだって言うのよ。」
暇でやることのない私は
テーブルの上に無造作に置いてある
雑誌を読むことにした。
もちろん、全てがメンズ雑誌で
私なんかが読んでも何の得もないが
暇つぶしにはちょうどいい。
一番近くにある雑誌を手に取ると。
中身はファッションについて書いてあったが
理解できず、雑誌を閉じようとしたとき
雑誌に挟まれていたのか、写真が数枚、床に落ちた。
拾い上げるとそれは、瞬と女の人のツーショットで…
お客さんに見せる笑顔とは違う笑顔で笑う瞬と
その隣で幸せそうに微笑む、綺麗な女の人。
仲良さげな雰囲気が伝わってくる。
全部で6枚のその写真は
撮られ日付けや場所は違うものの
瞬の隣で微笑む人は全て同じ人。
「彼女かなぁ…」
瞬の隣で微笑む人は、とても綺麗で…
目鼻立ちがはっきりし、色白で
お似合いな二人。
なんだか、モヤモヤした。
広すぎて、落ち着かない。
「暇だなぁ…」
何もすることがなくて、手持ち無沙汰になる。
「てゆーか、なんで私はここに居るわけ?」
気を紛らわすための独り言が
やけに大きく響く。
…そういえば私、あいつのこと何も知らないんだ。
唯一知ってると言えば、名前だけ…
あの、『瞬』って名前さえ
本名かどうかも知らないんだ…
瞬の性格も、誕生日も血液型も
生い立ちも、好きなものも
何もしらない。
「…だからなんだって言うのよ。」
暇でやることのない私は
テーブルの上に無造作に置いてある
雑誌を読むことにした。
もちろん、全てがメンズ雑誌で
私なんかが読んでも何の得もないが
暇つぶしにはちょうどいい。
一番近くにある雑誌を手に取ると。
中身はファッションについて書いてあったが
理解できず、雑誌を閉じようとしたとき
雑誌に挟まれていたのか、写真が数枚、床に落ちた。
拾い上げるとそれは、瞬と女の人のツーショットで…
お客さんに見せる笑顔とは違う笑顔で笑う瞬と
その隣で幸せそうに微笑む、綺麗な女の人。
仲良さげな雰囲気が伝わってくる。
全部で6枚のその写真は
撮られ日付けや場所は違うものの
瞬の隣で微笑む人は全て同じ人。
「彼女かなぁ…」
瞬の隣で微笑む人は、とても綺麗で…
目鼻立ちがはっきりし、色白で
お似合いな二人。
なんだか、モヤモヤした。
