「そのかわり...
大地が来るまで一緒に待ってて」
あ、あれ?
いつもはこんなに
生ぬるい刑じゃないのに...
ちなみに、大地っていうのは
幼馴染みで、ゆっちゃんの
彼氏なのです。
「そういうことなら
全然いいけど...」
「じゃあ、取ってあげる!」
そう言って、
ゆっちゃんは私の
髪から桜の花びらを
取って、私の髪を
優しくなでてくれた
ゆっちゃんの手はいつも
あったかいなぁ...
「はい!とれた!
これで安心安心」
そう言いながら
仁王立ちするゆっちゃんの
セミロングの黒髪が
ふわふわ揺れていた
「ゆっちゃんの髪綺麗...」
いいなぁストレートヘアは...
「何言ってるの?
菜乃の髪の方が
いいじゃない
そのふわふわのボブは本当に...」
ゆっちゃんは
一生懸命になって
説明してくれた
何か...
5分間の講演会みたい
