カオルが道を進むとまた声が聞こえた。サりアの声だった。サりア「あなたには、10の質問をします。正直に答えなかった場合、罰を与えます。」カオル「分かったよ。」サりア「第1問。あなたが本当に好きで愛してるのは誰ですか?」カオル「それは…。リリです。」サりア「第2問。あなたは隠し事がありますか?」カオル「あります。」サりア「第3問。その、隠し事は何ですか?」カオル「それは…。許嫁が動化家に居る事です。」サりア「第4問。あなたは、嘘をついた事がありますか?」カオル「あります。」サりア「第5問。今までで後悔した事がありますか?」カオル「あります。」サりア「第6問。人を恨んだ事がありますか?」カオル「あります。」サりア「第7問。誰を恨みましたか?」カオル「ナナを恨みました。あいつがリリと仲良くして俺だけ、素直に気持ちが伝えられなくて…。」サりア「第8問。今までで、一番悲しかった事は何ですか?」カオル「それは…。リリに避けられた事。」サりア「第9問。あなたにとってのライバルは誰ですか?」カオル「ナナに決まってる!」サりア「最後の質問。あなたは、誰が嫌いですか?」カオル「ナナだ!」質問が終わった後、眩しい光に包まれた。目を開けると、動化家に居た。隣にはサりアが居た。サりア「あなたは、正直者ね。質問の答えはみんなに公開しないから安心して。」カオル「はい。俺やっぱり、リリの事、諦めれないんです。」サりア「勇気を出しなさい。リリちゃんはナナと別れたばっかりでチャンスはあるじゃない!」カオル「そうですよね!俺、頑張ります!」サりア「あなたにこれを授けましょう。」サりアは青い瓶を渡した。サりア「これは、相手の心が読める液体よ。液体を相手の体に塗ればあなただけに相手の気持ちが聞こえるようになるわ。みんなには内緒ね。」カオル「ありがとうございます。」カオルは瓶を受け取った。