リリは金の箱をギュッと抱いた。ドラゴン「それが奇跡の実か!さっさとよこせよ!」リリ「あの…。やっぱりあげれません。」ドラゴン「なんだと!燃やしてもいいんだな!」ドラゴンが紙に火を吹こうとした時だった。火山から杖と長老が飛んできた。長老「何をしておる!」ドラゴン「また長老かよ!なんだよ!」長老「またこのような紙切れを作って…。わしの杖でお仕置きが必要だな!ドラゴンよ!」ドラゴン「ごめんなさい。もう二度とやりません。」紙切れをリリに渡してドラゴンは逃げた。長老「もう大丈夫じゃ!さぁ行きなさい!」リリ「はい!」リリは魔法を使い、リリントに来た。ライカが待っていた。リリ「ただいま。奇跡の実貰ったよ!」ライカ「本当に!やった。」リリ「リリントの長老って何処にいるの?」ライカ「あのね、この町を襲ったのはドラゴンなの、ドラゴンは奇跡の実を食べたくて村を襲ったの。みんなはドラゴンの人質として連れて行かれて、奇跡の実を持っていかないとみんなも長老も助からないの。その大役を逃げ遅れた私がする事になって…。」リリ「何で早く言わないの!」ライカは泣き崩れた。リリは紙切れを見た。”お前の命は俺の紙切れにある!燃やしてほしくなかったら、奇跡の実を渡しに来い。そうしたら、1つだけ願いを聞いてやろう。ドラゴン”リリは紙切れを握りしめた。リリ「ライカ!私と行こう!」ライカ「無理だよ!」リリ「決めつけはよくないよ!助けなきゃ!」ライカ「うん…。分かった。でも今日はもう遅いから明日の朝に出発しよ!」リリ「分かったわ。」2人はまだ知らなかった。ドラゴンの狙いが奇跡の実じゃなくリリだと言う事を…。