リリ以外、みんなが動化家に戻って来た。サりアとジオラも来た。サりア「あなた達の今後が心配です…。私達2人は元の役職に戻ります!ジオラは当主様に、私は動化家を守る魔法使いに!異論はないですね?」みんなが頷いた。ナナ「リリは?」ジオラ「罰を与えた!これがルールだ!」サりアはナナに手紙を渡した。カオル「それでは部屋に案内します!」サりアとジオラは行った。貰った手紙を読んだ。
”ナナへ”
私、やっと気づいた。本当に好きって気持ち、カオルにもナナにもなかった。ただ一緒にいたいって気持ちが大きくなってただけだった。だから、もうナナとはこれ以上、無理。婚約解消する。今までありがとう。
”リリより”
手紙の中には指輪と離婚届があった。ナナ「やっぱりな…。薄々気づいてたぜ。リリ。俺こそありがとう。」ナナは離婚届を書いて、宅配便の鳩に届けた。ララが抱きしめた。ララ「私は違うよ。リリとは違ってナナを大切にするよ。」ナナ「離してくれ!」力強く振り放した。ナナ「お前はリリの何が分かるんだ!」ララ「私だって、ナナが好きなんだよ!私の気持ちも分かってよ!」ララは泣いてその場から去った。シューケル「あんな言い方ないだろ?」ナナ「言い過ぎたな…。後で追いかけるよ!」それぞれの想いが交差する中、リリは荒れ地の町リリントに来ていた。