2人は女の子の家に着いた。女の子は2人の腕を引っ張った。ドアを叩くと母親が出てきた。母親「おかえり。そちらの2人は?」
女の子「お母さんに用があるみたいだよ。」
母親「どうぞ、お入り下さい。」2人は中に入った。
女の子は自分の部屋に行った。母親はお茶を出して座った。
母親「私に何の用ですか?」
リリ「DV…ですよね?」
母親「えっ…!」
シューケル「実の娘に暴力振るってますよね?」
母親「はい。警察の方ですか?」
リリ「いえ、私達は動化家って所から来ました。娘さんを私達に下さい!」
母親「いきなり何をおっしゃってるんですか!」
シューケル「動化家とはボランティア団体で、身寄りのない人達と生活する場です。実は、私達は子供が出来なくて…。ここに来てあなたの娘さんを見て、子供が欲しくて…。」
母親「娘は物じゃありません。帰って下さい!」
すると、女の子が出てきた。
女の子「お母さん。私、暴力振るうお母さん嫌いだよ。」
シューケル「あなたは、これからも娘さんに暴力を振るうんですか?」
母親「それは…。分かりました。」
リリ「あなたの名前教えてくれる?」
林檎「林檎。」
リリ「林檎ちゃん。荷物まとめてきて。」
林檎は軽く頷いた。
母親「私は、娘に1年も暴力を振るったわ…。警察には電話しなくていいの?」
リリ「反省して下さい。人の痛みや悲しみも、もし娘さんが大きくなって、あなたの事を恨んでも、また暴力で解決するなら、私は警察に通報します。約束して下さい。娘さんが次に帰って来ても暴力を振るわないと」母親「分かりました。」母親は泣いていた。
林檎ちゃんは大きな荷物を持ってきた。泣いてる母親に写真を渡した。
林檎「お母さん…。早く、元のお母さんに戻ってね。」その写真には、ピクニックに行った写真だった。
リリとシューケルと林檎は家を出て行った。
林檎「これから何処に行くの?」
リリ「魔法使いがいる世界よ!」シューケルは杖を振り回し、黒い穴を出現させた。3人は穴の中に入った。