「お前は素直に頷いとけばいいんだよ」 「……へ?」 最初は聞き間違いかと思った。 「つーか、俺がお前なんかの兄貴になってやるって言ってんだから、さっさと頷けよ」 「っ!!」 でも、明らかにここにいるのはあたしと一ノ宮君2人だけで…… 「え、えっと……本当に一ノ宮君?」 こんな風に確認をする始末。 「当たり前だろ」 「ふ、双子……?」 そっくりなもう1人の一ノ宮君とか? 「やっぱりお前ってバカ?」 ……へ? 「お前、今日告白した相手すら忘れたのか?」 今日…… 告白っ!!