お前が好きなのは俺だろ?



こんなとこと見られたら、いくら義理の妹だからって恨みを買っちゃうよ~~




「俺のこと好きなら、いうこときけ」



「なっ!」



そしてそのまま本当に学校までおんぶされて行った……







「もうここでいい。保健室には1人で行けるし……」



「まぁ、そうだな。そこまでお前もガキじゃねぇしな」




いつも一言多い!



「じゃあ、ありがと……」



お礼を言って、保健室のドアに手をかけた……その時。




「未来」



ドアに掛けた手に、そっと手を重ねてきて、あたしの背中に密着するように体を寄せてきた玲。



「なっ……」




振り向こうとしたけど、次の言葉を聞いて、つい体が固まってしまった。