「あの時も見事なこけっぷりだったし」
「な、なによ!」
「でも……だからこそ、目が離せられないんだよな……」
「……え////」
ボソッと呟かれたはずの言葉なのに、このおんぶされた状況じゃはっきり聞こえすぎて、あたしの心拍数を異常に上げた。
「うるさいんだけど」
「……へ?」
「心臓バクバクし過ぎ」
「っ///」
ドキドキしている胸。
わかってても言わないでよ―っ////
「そんなに俺にこと好き?」
「なっ!!いいからもうすぐで学校着くいでしょ!?下ろして!!」
「保健室までおぶっていく。どうせほとんどの生徒は授業で教室だろうし、大丈夫だろ」
その自信はどこからくるのよ!!


