さすがにそろそろ止めねぇと……
もう一度ドアに掛けている手に力を込めた瞬間―……
「た、確かに、そうかもしれません」
その言葉で、また手が止まる。
「でも、何度玲を忘れようとしても、どうしてもダメなんです」
「っ……」
「玲じゃなきゃダメなんです」
あぁ……一緒だ……
俺と未来は……同じ気持ちなんだ……
「だ、だから?玲はもうあなたのことなんて何とも思ってないわ」
「っ……」
「だからあなたはおとなしく妹として……」
――ガラッ
「悪いけどさ……俺の、そんなにいじめないでくれる?」
目を見開いた未来と加奈子が、驚いたように俺を見つめる。
まぁ、未来は驚きすぎて、俺が後ろから抱きしめているのに、おとなしく俺の腕の中に納まっている。


