お前が好きなのは俺だろ?




ふっ……こいつって表情に出すぎ。



「ど、どこでもいいから座っていいよ」



「うん。ありがとう」




適当にカーペットの上に座った。



「……」



「……」



沈黙かよ……



でもそうだよな。



さっきこいつは俺に告白してきたわけだし、ここに居にくいよな……



やっぱりここは俺が話題でも振るか……



「あ、の……」



「……ん?」



と思いきや、未来の方が先に口を開いた。



「いつから、知ってたんですか?再婚のこと……」



「あぁ、再婚のことは先月聞かされてたんだ。相手が誰なのかは最近分かったんだけどね」



「そうですか……」



俺の真向かいにちょこんと座り、俯く。