お前が好きなのは俺だろ?



――ガラッ



え……



「大丈夫……?未来ちゃん」



「飯田先生……」



突然開いたドアから入ってきた飯田先生。



「倒れたって聞いて、さっきも来たんだけど、寝ていたみたいだから」



「あっ……わざわざすみません」



「そのままでいいのよ。あたしも責任を感じてるの……」



「責任……?」



ベットに近づきながらブロンドの髪を耳に掛ける。




そして、そんな先生の綺麗な瞳があたしをジッと見つめる。



「……泣いてたのよね」



――ドキッ



頬に触れられると、体が跳ねた。



「あっ、これは……」



パッと顔を反らしたけど、何も誤魔化しの言葉が出てこない。