「じゃあ玲くん。みーちゃんのお部屋は2階だから。ほら、みーちゃん案内して」
チラッと俺を見て、そのままリビングを出た俺の妹。
そこまで長くない階段を上って、1番奥の扉を開けた未来。
つまり、ここが未来の部屋ってわけか……
「どうぞ……入って」
そんなに嫌な顔をされて言われてもな……
「ありがとう」
でも、ここで俺も嫌な顔をするほどガキじゃない。
未来の後に続いて、部屋に入った。
へぇ~意外に綺麗な部屋じゃん。
女の子といった感じの、ピンクの部屋。
ベットには大きなウサギの抱き枕が置いてある。
大人の女の部屋というより、どちらかというとガキだな。
でも、こいつらしい。
「ジロジロ見ないで……///」
「あっ、ごめんね」
部屋を観察されていたことが恥ずかしいのか、頬をピンクに染める未来。


