「あ//あの///」



「そうだよな―。忘れてたわ」



「……え?忘れてたって何を……?」



「未来は強引に攻められるのが好きだったんだよな」



「なっ///!?」



俺の下で金魚みたいに口をパクパクして、瞳を潤ませる。



「未来……」



「んっ……」



瞳が重なったのと同時に、唇もそっと重ねた。



「んんっ……」



相変わらず下手なキス。



でもそれが、未来らしくていい。と思っている俺も、なかなか重傷だ。



深く深く、でもそっと……キスを繰り返した。