「あっ、大丈夫です」



「そう?あんまりご飯も進んでないし……。体調でも悪い?」



祥子さんも心配そうに顔を傾ける。



「いえ!本当に大丈夫ですよ」



何やってんだよ、俺。



こんな風に父さんや祥子さんにまで心配かけるなんて……




いつもと様子が違うってバレバレじゃねぇかよ。



「あ、もしかしてオムライスとか苦手だった?」



父さん、祥子さんの次は未来が不安そうに俺を覗き込んでくる。



っ……



「え……」



つい未来の目から視線を反らした。



あっ……



ヤベッ……