「未来ちゃん、このオムライス凄く美味しいよ!」



「そうですか!よかったっ!!」



「みーちゃんの料理は私以上に美味しいのよね~」



「いやいや、祥子の料理もなかなか美味しいよ」



「あら♪」



嬉しいそうに頬を染める祥子さん。



とても微笑ましい、家庭風景。



「なぁ、玲もそう思うだろ?」



「……」



「……玲?」



「……え?」



「どうした?体調でも悪いのか?」




ついボーとしていた俺を、スプーンを片手に心配そうに眺めている父さん。