「きゃぁ!!」



そこからは何も考えず、未来の部屋に押し込みベットに押し倒した。



「え、な、なに?」




今の状況を把握しきれてないのか、俺に答えを求めようとする。



この綺麗な瞳にイライラする。



「一ノ……」



「どうして弘也と一緒に居たの?」



未来に俺が答えるよりも先に、俺が未来に質問する。




でも答えが欲しいわけじゃない。



「あ、どうしたの?一ノ宮君……?」



ただ、イラついたから。



「あ、あの、連絡しなくてごめん」



その時、ふんわりと香ったシャンプーの香り。



「どうしてシャンプーの香りがするの?」