固まってる私の横を透哉がすり抜けた。



カチッ・・・


CDを止めた。



客たちは何事もなかったように、

買い物を始めた。



私は大きなため息をついた。



?!


透哉がクスクスと笑ってる。


あぁ・・・バレた。


「聞かない方が・・・よかった?」

恐る恐る聞いてみた。