ちょっとシュンとなった透哉。

私はため息をついた。



「救急箱とかある?」


「リビングに」


「わかった。ちゃんと、水で流してね?」



「は~い」


・・・


「よし。できた」



「ありがとう」


「透哉はそこに座っててね?

出来たら、運ぶの手伝ってもらうから」



「了解」



私は、いそいそと、

キッチンに向かった。