目を開けると、オレはステージに立っていた。


「あれ?オレ寝てなかったっけ?」


「何寝ぼけたこと言ってんだよ?」

メンバーに突っ込まれて、頭をかいた。


『透哉!!』


観客の声。

しっかりしないと・・・


次々に衣装を変えながら、

歌を歌い続けけた。


ラストの曲が終わり、美鈴の姿が見えた。

・・・


オレを悲しそうな顔で見つめてる。

・・・

俺達両思いになったんじゃないのか?


頭の中が混乱した。