おとり化粧室


パクられたら嫌な癖に、

『ね?! ほーらコイツ噂通りウザいでしょ?!』って確認、共感、共有したいがために、

他に何か自分に被ってるとこはないかなって探しちゃう。



なんだか怖いって?

いやいや、女子高生はそんなもんだ。


『ナントカ君にカラオケ誘われたんだけどアタシ音痴だし迷っちゃうよ〜』
『ええ〜!! もったいないよ、行ってきなよ』

『でもお、恥ずかしいよお』
『大丈夫だよ、逆に可愛いって思われるよ』

『うそだぁーナントカ君モテるもん』
『自信持って、可愛いって! 親友のアタシがホショーするから行ってきなさい!』

……みたいなラブリー会話が日常的に行われる訳がないじゃないか。


男子はいつまで女子に幻想を抱くのかな?


飾らないショートカットが良いって言うけど、

男ウケ狙ってショートカットにする自称・女子がどれだけ居るか調べた上で、

君の性格が悪いと批判してほしいものだって、学校の国の民は皆が思ってて、

皆が君のような意地悪生徒を擁護するらしい。

それだけ、したたかが普通ってことだけの話なんだとか。




「ネムい、もおネムいとかないよね!」

ご機嫌な君はネムいって語呂が気に入ったのかなんなのか、

二人が澪碧嶺を軽蔑しますようにって、口癖のように視線を送れば、

伝わったのかなんなのか、玲ちゃんは玲ちゃんで、君がもっと澪碧嶺を嫌えばいいのにって、

君のストレスを盛り上げるために「著作権ないね、ヤバいよ」と抽象的に中傷する。



そして、

「あはは、二人は相当眠いらしいよ、ね、澪碧嶺〜」

中でもルルナは立ち振舞いが上手で、

イジメをしたい訳じゃない君と玲ちゃんをフォローするよう澪碧嶺に絶妙な感覚で声をかける。



なぜなら、