「ネムーい」
メールやブログなら本当の自分らしくあれる君は、
なんか分かんないけど、実際誰かを前にすると、人見知りとか口下手とか、内気とか消極的とか、
打ち解けるとかなくて、微妙に大人しいキャラだって自覚してる。
そんな口数少ない性格のはずが、
ルンルン気分で積極的に眠気を発信できる謎を言及してはならない。
ああ、本日も澪碧嶺はやらかした。
『今時みつあみしちゃうダサ可愛いアタシ★』
セーラー服を古風に着こなそうと、
昨日、君は放課後みつあみをしていたんだけど、
やっぱりブログにアップした三人のプリクラに影響されたんだろう。
澪碧嶺はおさげをしてきていた。
よく見るとリスがついたピンでサイドの髪を地面と水平に止めていて、
彼女は細かい部分まで完璧だった。
その髪飾りは『どこで買ったの?』って、入学当初聞かれたから、安易に教えてしまった品で、
いつもなら、パクりにムッカムカうざいって舌打ちする君なんだけど、
玲ちゃんやルルナも澪碧嶺の秘密を知ってるせいかな?
『ほら! アタシのゆったとーりでしょお〜?! 真似師出た〜』的に、
玲ちゃんとルルナとアイコンタクトをとって、ほくそ笑めちゃう。
不思議なもので、
純愛ガールが恋人と見つめあうだけで幸せがるように、
意地悪ガールは親友に真似される分だけ心が満たされてく。
だって、でも、なんか、澪碧嶺には内緒で三人仲良くなってる風が、たまらなく快感だったなら、
女子高生、仕方がないでしょう?


