リクエストされなくてもショートコント・女子高生を、もうしばらく再生してみる。
昨日の放課後が、確実にふあふあグループの何かを変えた。
説明しろって強制されても、やっぱりニュアンスの話だから難しいんだけど。
お皿にケーキを飾っても尚、君たち三人は、
学生時代の青春を引きずってるのかなんなのか、当時の自分のが今の若い子に負けないって、
むしろ今の自分だって充分戦えるって、
自信満々な大人女子って言ったりする女性や、
『やっぱり彼女にするなら黒髪ストレートだろ』って、
イメージだけで中身を見抜けない男子やらには理解されにくい、
乙女語を操るガールズトークに夢中だった。
「つか今更だけどね、ずっと言えなかったんだけどね?! ちょ、玲カミングアウトして良っかなあ、……あのさ、あのね!
真面目に澪碧嶺って名前が澪碧嶺とかヤバくない? 玲が名前みゅあねだったらリアルに恥ずかしいよ〜!?」
自分の発言に吹き出した玲ちゃんは、ツボったってお腹痛いって騒いでた。
オバサン軍団が煩いとばかりに睨んでたけど、セーラー服を着てる女子高生のが偉いから、
玲ちゃんには静かにしようっていう発想がなかった。
「あー、なんか弟の名簿六割は画数多いのとか漢検何級ってぐらい難しいのでそれで当て字にしちゃうから本気読めない、うん、親の常識が分かるってよく言うよねぇ……」
はしゃぐ玲ちゃんを気にもとめず、ルルナは冷静に最近の世の中を嘆いていた。
恐らく自分の本名が今時な中学生客が睨んできたけど、
他人事なルルナは相手にしなかった。
そして、君、
君はそこそこ意地悪だ。


